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丸茂ディムパックをDMX化した話 ~プロローグ~

twitterのフォロワーさんが100人超えました。ありがとうございます。

今回の話題は丸茂ディムパックについてです。

本当はこの話題、もうちょっと学祭が迫ってからやろうと思っていたのですが、少し思うところがあって、早めに記事にします。

長い記事になります。「タイトルでもう分かったので結論だけ読みたい」という方はこちらへ!


丸茂ディムパックとは?

これです。↓

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twitterのヘッダー画像やFacebookのカバー画像にしたりしているので、この写真、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

丸茂電機が発売している調光ユニット一体型調光卓です。

小劇場でもDMX機器が全盛の時代ですから、こんなのは見たことも無いっていう照明さん、私の同世代にはかなりいらっしゃいます。見て分かる通り、シーン記憶とかチェイスとかそういう概念とは無縁のすごく単純な卓です。

逆に、堅牢性などの観点から、根強いディムパックユーザーの照明さんもいらっしゃることと思います。


で、本題なのですが、

京都大学の学祭、11月祭には、「自主制作演劇企画」という企画枠があって、大講義室を劇場に改造し、いろんな団体が演劇やら何やらするのです。

4日間の学祭期間中、ほぼ隙間なく企画が埋まります。教室の遮光も十分ですし、舞台もイントレで土台組んで単管で照明バトン作って…となかなか本格的です。

その教室改造劇場で使われる照明卓が、このディムパックなんです。

それだけならいいのです。
演劇ド素人も含め、いろんな人たちが使う舞台ですから、ディムパックの堅牢さと単純さは魅力です。


でも、学祭のいち企画とはいえ、それなりに本格的な照明オペを必要とするような芝居をしたい人たちにとっては…

・正直、記憶ができない完全手動卓はもう時代遅れである
・客から見える位置(客席最前列)にあるので、足でオペをするなどの見栄えの悪い手段が取りにくい
・学祭の企画ということでそれほどスタッフがおらず、オペを複数人用意できない
・いろんな団体がひしめいているので、全手動オペに慣れるためのリハ・ゲネ時間が十分取れない
しかもそのディムパックが2台置いてある!



…と、まあ、こんな感じで、厄介者扱いされていたわけなんです。オペが難しい!ってのは、甘えと言えば甘えなんですけど。



しかし、2012年度11月祭で、このディムパックをDMX卓で操作することに成功しました。

その時の写真がこれです。

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2台のディムパックの間に乗っかっている黒い照明卓は、STAGE EVOLUTIONのSCENE SETTER(シーンセッター)です。
このSCENE SETTERを使って、2台あるディムパックのうち片方を、DMX調光ユニットのように扱っています。


これが成功に至るまでの道のりを、何回かに分けてお話ししたいのです。

次回、『丸茂ディムパックをDMX化した話 ~第1章~』お楽しみに!

※メーカー非公式の方法なので、この方法を用いたことによるトラブルには責任は持てません。メーカーへの問い合わせもやめてください。
→2013/11/8撤回・修正。詳しくは最後のまとめ記事へ。


……と大々的に言いましたが、次の3つの言葉でわかる方は、読むのも退屈かもしれません。

比較的新しいディムパックは、本体のフェーダーを使わずに、0-10Vアナログ信号を受けて調光することもできる
・だから、DMX-アナログ変換器(D/Aコンバーター)を使えばDMXユニットとして扱うことができる
・アナログ信号用端子の形状がちょっと特殊なので、信号線は自作する必要あり

あ、なるほど、D/A変換したらいいのね、分かった。という方は最後のまとめ記事だけお読みください。
タグ: | カテゴリ:機材レビュー 調光ユニット [ 2013/11/01 13:21 ]

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