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【機材レビュー】小型調光ユニット ELATION DP-415

今回の機材紹介は、新ジャンル「調光ユニット」です。

調光ユニットってなに?という方は、拙いながら解説をしておりますので、
こちらこちら の2記事をお読みください。


今回はそんな調光ユニットの中でも最も小型の、

ELATION DP-415】です。
ELATION ( イレーション ) / DP-415

【機種名】DP-415
【メーカー】ELATION
【容量・チャンネル数】5A(500W) x 4ch (但し、4chの合計は15A=1500Wまで)
【調光信号】DMX512のみ

【特徴】
安い
とにかく小型。リュックサックに入れて持ち回ることも可能
◎ダボの取り付けが可能。バトンに吊れる
◎ファンレス。無音
△アドレス設定はディップスイッチ
△1回路につき2口出ているが、間違えて500W灯体を2発差しがち
△40%くらいから急にぐわっと明るくなる。繊細なフェードインが苦手
△ヒューズ交換が面倒
・入力も出力も見慣れた「普通のコンセント(平行コンセント)」。もちろんアースも取れます

◎=良い点、△=いまいちな点、・=良くも悪くもな点

【コメント】
安さと小ささを兼ね備えた、お手軽さの面では最強のユニットだと思います。
こいつやCYBER PAKDX-402Aなどの同類ユニットたちのために、うちの機材には平行プラグの灯体や平行♂変換がかなりあります。
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↑CYBER PAKとDX-402A。こいつらよりもDP-415の方が圧倒的に小さく、より持ち運びに向いています


DP-415のおかげで「普通の劇場じゃないところ」でどれだけ助かってきたか…

良いところ、悪いところは【特徴】で挙げたとおりです。
灯体と同じようにバトンに吊れるのがかなりイケてます。
バトンに吊る場合、電源ランプとDMX受信ランプは黒ビニテで覆った方がいいです。特にDMX受信ランプは点滅するのでかなり目立ちます。

ファンが回らないので、完全に無音です。
500Wじゃ物足りない場合、Lite-Puter DX-402Aは1kWまで行けて同じく無音なので、そちらをどうぞ。


あんまり褒めちぎると某成田の通販屋さんの人みたいになっちゃうのでちゃんと欠点も言います。

コンセントが1chにつき2口、合計8口出ているのですが、位置が紛らわしく、間違えて1chに500W灯体を2発差してしまいます。これは慣れれば回避できますが、初めての人に貸し出すときにはよくよく説明しないと過負荷で壊されます
およそ1kW(10A)程度が、ヒューズが飛ぶだけで済むのとトライアックが死ぬのの境目です。


DMXアドレス設定は昔ながらのディップスイッチです。二進数の分かる人には簡単ですし、分からなくても十進数対応表が本体に書いてあるので見ながら足し算すればいいのですが。


立ち上がりが急です。40%くらいから急に明るくなってきます。
海外産のユニットで言うと、Lite-Puterのユニットはもっとゆっくり立ち上がるので、混ぜて使わない方がいいです

万一過負荷でヒューズを飛ばした場合、交換が面倒です。
CYBER PAKやDPDMX20Lなどのちょっと大きめのユニットは、10円玉を溝に入れて開けるヒューズボックスがあるし、DX-402Aなどはヒューズではなくサーキットブレーカー搭載なので問題ないのですが、
DP-415はプラスドライバーでネジを4本開けて蓋を外さないといけません。
どうせ蓋を外す必要があるので、蓋の内側に予備ヒューズをテープ等で貼りつけておくとよいです。


ところで、今年9月末に九州・福岡県のとある小劇場に行ったのですが、小屋の調光ユニットが全部これ(DP-415)でした。イマドキの小劇場って感じです。アリだと思います。

そういえば京都の某所で、1回路に300W灯体を2発コンモしているのを見ました。一応6Aまでは耐えられるようですが、あまりやりたくはないですね。


ELATION ( イレーション ) / DP-415
関連するタグ: [ 2013/10/25 09:35 ] 機材レビュー 調光ユニット |

あまり誰にでも改造のオススメはしませんが、こいつがトータル15Aまでとなっているのは、サウンドハウスが国内のPSE認証を通すため、平行コネクタ仕様として出しているからなのです。
中の回路を解析してみると分かるのですが、トライアックはDPMX20やUNI-PAKIIと同じ16A型で、3倍強のマージンを持たせた設計になっています。

なので、放熱さえ改善できれば、10A型として使うのも不可能ではない回路構成なのですが、その場合、電源コードは3.5sqとか5.5sqあたりで、コネクタはC30が必要になってしまうので、そうなるとお手軽さがなくなっちゃいますね。内部配線は2.6mmの単線なので、トータル40Aはちょっと無理で、10Aで使うチャンネルも混じって合計30Aが限界かなという感じです。

自分のところでは、電源コードを1.25sqの4芯仕様をカッドで2.5sq相当として使用して、コネクタはTコネを付けて、20Aが問題なく使える仕様に改造して使っています。

また、やけに急に立ち上がるように感じるのは、チョークコイルを省いた設計なので、波形がなまらず急でシャープなのと、LitePuterのユニットはあまり細かく触ることがないかもですが、本体で調光カーブが選べるようになっていて、人間の目に自然に見せるように緩やかなS字カーブを描くようになっているので、それと比べると、電気的にはリニアですが、急に立ち上がるように感じると言うのはありますね。頭いい卓だと、chごとに調光カーブが設定できるようになっているものもあるので、そういうのと組み合わせだと気にならないかもしれないです。
[ 2014/11/03 09:32 ] [ 編集 ]
>むらっきー様

コメントありがとうございます。
なるほど確かに、ショートさえさせなければ、過負荷でもヒューズが飛ぶ程度で済む印象です。
でもやはり、容量アップ改造をするならもっと他の機種の方が…と思ってしまいます。DP-415は需要としても5Aで十分な場合が多いと思うので。

DoctorMXなどを使って調光カーブを補正するのは、必要があればやりますが、それにしてもPARライトだとDMX値「3」で点灯してしまう(暗転しない程度の明るさ)ので、消灯と点灯の境界だけはどうにもならなさそうかなと…
[ 2014/11/10 11:21 ] [ 編集 ]

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